直属の上司に相談すること
退職したいと最初に告げる相手は、所属部署の上司です。
周りの同僚からなんとなく聞いていたとしても、自分の言葉でまず伝えましょう。噂が先行し、自分の上司の上司などに先に話が伝わってしまうなどすると、上司の立場がありません。同様に何個も上の役職者に告げるのも良くありません。部下からの信頼がないとみなされ、評価が悪くなったり監督責任を問われることになります。たとえ気に入らない上司だったとしても、筋を通すのがマナーです。
ポジティブな退職理由を考える
実際はどうであれ、よほどのことがない限り退職理由は個人的なことがおすすめです。不満をぶちまけても残された社員が迷惑ですし、後味も悪くなります。
親の介護、子供や孫の世話、または違う職種への憧れなどあくまで個人的なことにしましょう。職場の問題でなければ上司も上に話しやすくなります。
また、上司に納得いただき協力してもらったほうがスムースに退職できるケースが多いです。
退職日はいつにするか
次が決まっている状態で退職を申し出た場合、退職日が問題です。退職してからゆっくりと仕事先を探したいという方は問題ありませんが、今の職場にも次の職場にも迷惑が掛からないようにしたいものです。
すぐに転職してきてほしいと要望があったとしても、現在の職場がやめられなければ動くことはできません。
法律上では2週間前に退職の意思表示をすればいいとなっています。しかしたいていの企業は就業規則で退職までの日数を明記しています。早くて1ヶ月、2~3ヶ月という企業もありますから確認が必要です。
よく確認もせず「来月から」「月末から」などと返事をしておいていつまでたっても転職できない場合、せっかくの転職先を逃してしまうかもしれません。こういった事態を避けるためには上司や同僚の協力が必要ですし、転職先にもいい加減な発言はしないよう気を付けましょう。
全てを会社に任せなくてもいいですが、譲歩もしながら自分に都合の良い日程で退職できるよう最後まで気を抜かずにいましょう。