つらい腰痛・・介護スタッフの悩みNo,1
体の不調ってどこからきますか?
まず熱が出る方、寒気でわかる方など人によって体調が悪くなる前兆ってありますよね。
持病を持っている方もいますし、片頭痛に悩んでいる方も多いです。年齢や仕事で日常的に痛みや不調を抱えている方もいらっしゃいます。立ち仕事の方は足のむくみに悩んでるでしょうし、レストランで洗い物をしている方は手の荒れがひどいでしょう。
職業病はどの職種でもあると思います。日常的に繰り返すことで起こるので、やめることはできなくてもやわらげる事は必要です。
「腰が痛い」
介護スタッフはまずこの言葉を言いますね。
椅子に座った方の対応や、長時間の入浴介助など介護スタッフは基本的に中腰でいる時間がとても長いです。
この筋肉疲労が日々きちんと解消できず積み重なっていきます。筋肉が緊張してこわばるので痛みが慢性的になり、もう皆さん諦めモードなのではないでしょうか?
もちろん日常の痛みもストレスで危険ですが、長期に渡って負担をかけているとだんだんと楽な姿勢(よくない姿勢)をとりがちになります。
痛いところをかばいながら、さらにほかの部分に負担をかけていくことで、何気ない動作でいきなり来る「ぎっくり腰」も起きやすくなります。ぎっくり腰になってしまえば数日~数週間介護業務に支障をきたしますし、続けることでまたぎっくり腰を引き起こすことにも繋がります。
とは言え、腰に負担をかけないことは難しいです。
支えたり、介助したりの業務で負担をゼロにはできないでしょう。でも毎日少しでも腰を伸ばしたりなどを続ければ、そのうち簡単に出来るようになるのではないでしょうか。最初はなかなか継続できなくても、気付いた時に少しでも負担をかけた部分をもんだり伸ばしたりして、癖付けするのは重要です。
・長時間同じ姿勢をやめる
・腰だけに負担をかけないようしゃがんでみたり、体全体を使って動いてみる
自分では気づいていない事もあるので、周りのスタッフと見比べてみたり、意見を聞いたりしてみましょう。皆さんの意識している「腰痛対策」も参考になりますよ。
また、我慢せずに何かに頼ることも必要です。
いつもより痛みがあるなら同僚にお願いして負担を減らしてもらってもいいでしょう。
軽いストレッチをしたり、マッサージを受けたり、温かいお風呂で血行を良くしたり。
筋力をつける為にスクワットを取り入れたり、体に合うサプリを服用したり。
運転時にクッションを使って負担を少なくすることも有効ですし、姿勢を良くすることを心掛けるだけでもだんだん変わってくるはずです。
他にもお金をかけなくても、時間をかけなくても、出来ることは沢山あるはず。
その他、頭皮のマッサージや耳のマッサージ、ハンドマッサージなど、空いた時間を作らずにテレビを見ながら簡単にできるものも取り入れましょう。
体はすべて繋がっていますから、関係なさそうな部分でも、痛みをほぐすとすっきりしますし、体調がよくなってくることもあります。
最初は痛みがひどい場所があっても、少しづつ続けることでだんだんと痛みは軽くなっていきます。決して無理をせず、軽い力でやってみましょう。
日頃のストレッチで体を柔らかくしておくことも重要です。
首、腕、股関節など気持ちの良い範囲でゆっくり伸ばしましょう。リラックスして呼吸に意識してやればストレスも緩和されますし、腰が痛くなりにくい体作りにも役立つはずですよ。
なんとなく違和感があるな、という体のサインを見逃さずに、早めに対処すれば腰だけではなく気分もすっきりしてまた頑張ろうと思えますよ!
くれぐれも無理をせず、体と相談しながら自分に合った対策や気分転換の方法を見つけましょう。