介護の資格について知りたい

 

介護の資格

介護系のお仕事は無資格でも勤務されている方がいらっしゃいます。

でもほとんどの方が何かしらの資格を取得していると思います。資格があれば手当がつく事が多いですし、企業によっては資格取得費用を出して従業員に資格を取らせています。

当社でも勤務条件によりますが、取得にかかる費用の援助制度がございます。

 

介護士の資格について簡単にご紹介しますので参考にしてください。

 

 

【介護職員初任者研修】(旧ホームヘルパー2級)

介護職の入り口の資格です。

取得方法は『通学』または『通学+通信教育』となります。

授業時間は130時間で、最後に確認テスト的な筆記試験があり、これに受かれば取得できます。

介護職員を目指す方はまずこの資格を取得することにより、未経験でも採用に繋がりやすくなります。

 

【介護福祉士実務者研修】(旧ホームヘルパー1級)

より質が高く、細やかな介護サービスを提供するために実践的な知識と技術の習得を目的とした資格です。

2017年の介護福祉士試験よりこの資格の受講が義務となりました。

実務者研修を受講すれば、介護福祉士試験の実技試験が免除となります。

受講資格は特になく授業時間は450時間です。(初任者研修をお持ちの方は320時間)

 

【介護福祉士】

介護職の専門的な国家資格。

介護職を続けていくのなら、介護のスペシャリストとして取得したい資格です。

国家試験は毎年1月下旬に行われ、実務者研修+3年以上の実務経験が必要です。

受験資格・習得方法は主に3パターンほどあり、

①実務者研修+3年以上の実務経験

②福祉系の高校卒業

③専門、短大、大学の養成施設卒業

です。介護福祉士があればたいていの企業は資格手当をつけていますし、パートでも時給は上乗せになるはずです。ご自身のスキルアップのためにも、取得を目指していただきたい資格です。

 

【介護支援専門員】

ケアマネジャー、ケアマネと言われる資格です。

介護支援を含めたモニタリングや総合的な介護のアドバイス、包括的なケアプランの作成に必要な公的な資格です。

2018年の試験より変更点があり、今まで対象だった介護等の業務やケース・ワーカーが対象外になり、初任者研修などの資格を持っている方向けの受験資格制度が廃止となりました。

①国家資格等に基づく業務

②生活相談員

③支援相談員

④相談支援専門員

⑤主任相談支援員

上記の業務の通算年数が5年以上必要です。

ケアマネジャーを取得できれば仕事の幅が広がりますし、介護職員より給与が良くなることが多いです。

介護職員ですと夜勤が必須な企業が多いですが、ケアマネなら昼間の時間帯の勤務ですので、勤務形態を考慮してこの資格を目指す方もいらっしゃいます。

介護系資格では難関資格の1つですし、受験資格も厳しいものではありますが、頑張って目指していただきたい職種・資格です。

 

 

いかがでしたでしょうか。

資格は職種によっては必須ではありません。

資格があるからと言ってより良い介護サービスの提供ができるわけでもありません。

ただ、やってきたことの証として資格取得は良いチャレンジですし、それによって給与が変わるのなら考えてみる価値はあると思います。

受験資格などもこれから変わる可能性はありますし、余裕がある時にいろいろ調べてみると良いでしょう。