高齢化社会となり、介護を受ける方の数は年々増え続けています。
そしてこれはこれからも変わらず、それどころかどんどん介護の需要は高まり、それに伴い介護のスペシャリストが必要となってきます。
介護のお仕事の募集は多数あり、介護職員が不足しているのはこのためです。
介護のお仕事、と聞くと未知数の方が多く、臨床経験のある看護師さんでも病棟との違いに驚かれます。
ここでは面接時によく聞かれる質問や、担当者が求める人材などを考えながら、介護職についてもいろいろ知ってもらえたらと思います。
たくさんの面接を目にしてきて、良く受ける質問は
なぜ介護職を選んだのか?
です。大変な仕事だと理解していながら、なおその道に進んだ経緯を聞かれます。体力的にもきついお仕事を続けていける意思や体力はあるか?という確認でもあります。
どの質問でもそうですが、たとえどんなことでも前向きに考えていると分かる答えが必要です。
ご家族の介護などの経験を話しプラス思考の答えが出来れば完璧ですが、嘘を言う必要はありません。
テレビの特集で介護現場の実情を知った、お隣のおばあさんが施設に入ることになり、初めて身近に感じられた、でも構いません。
これから何十年も働いていくうえで、資格取得やキャリアを築けるお仕事として選んだ、でもよいと思います。
他には土日の勤務や夜勤に関して家族の理解はあるか?
人と話すことは好きか?
今まで学んできたことで介護に生かせると思うあなたの強みは何ですか?
なども採用担当者は知りたい情報です。
介護の大切さをしっかりと理解し、役に立ちたいという気持ちを自分の言葉で伝えればきっと採用につながると思います。
自分とはどんな人間か、何が得意か、常に前向きに考え、しっかりと自分をアピールしましょう。
最後に、健康状態や飲んでいる薬なども良く聞かれます。
これはきちんと真実を答えましょう。腰に持病があり通院している、去年手術した、などマイナスとなるものでも嘘は禁物です。隠して就職をしても虚偽が発覚すれば取り消しになることもございます。派遣やパートだとしても同じです。きちんとお伝えしましょう。
大変なお仕事だからこそ、やりがいがあり魅力的な部分もたくさんあります。
介護の世界に飛び込んだ奉仕の精神のあるあなたでしたら、きっと乗り越えられるはずです。